Good
Good Rudie / The Wailers (Coxsone) Producer / Coxsone Dodd
この時はもう3人でのウェラーズです。バックは、Roland
Alphonso 率いる Soul
Brothers!!1965年か1966年にリリースされたこの曲は、まさにウェラーズという様な、Big
Big Bad な物です。しかしコクソンの元で、毎日毎日レコーディングしても、生活はまったく良くならなかったらしく(昔はかなりひどかったみたいですね)コクソンと別れ自らのレーベルを起こす為にアメリカに居た母のもとへ出稼ぎにいくのです(ボブとリタが結婚したのは、その少し前らしいです)ピーターとバニーは
ジャマイカのコクソンの元に残っています。
Cleopatra
/ Don Drummond (Port-O-Jam) Producer / Coxsone Dodd Killer Ska!! 個人的にホントに好きで思い入れの強い曲。思いは通じるなとこれを見つけたときは大興奮しました!!
しかし!!こっちでは個人の家にレコードを買いに行くのですが、この家のレコードが入ってる箱にゴキブリが沢山いて、今思い出しただけでもゾクゾクします。(箱の中のゴキブリ見た瞬間帰ろうと思った)その中から見つけただけにうれしかった。 Don Drummond はもちろんですが、一番注目してほしいのが Lloyd
Knibbs のドラム!!ほんとに痺れます。あと、この素晴らしいレーベルも、コクソンの持っていた 「Port-O-Jam」の物です。
One
More Chance / The Soulettes (Studio One) Producer / Coxsone Dodd
後の Bob Marley 夫人, Rita Anderson
のグループ Soulettes のグッドなスカナンバー!!
コーラスにはウェラーズのメンバーも参加していて、メインのリタがすごくいいです。1965年だと思いますが、この頃、ウェラーズのメンバーは、このような若いアーチストに教育するようにコクソンに言われていた様です。(しかしリタは、当時ピーターと良い感じだった!!)スタジオ・ワンの辺りは、しょっちゅう行くのですが、いつも当時の様子など思い描いたり、いろいろ話しを聞いたりしています。
And
I Love Her / Roland Alphonso & Orch (Supreme) Producer
/ Coxsone Dodd
ビートルズの大ヒット曲のカバー・インストもの。すごくメロウで一生聴いていられるくらい素晴らしいです。この曲は、もともとウェラーズがカバーしたバック・トラックにサックスを乗せたものです。
オリジナルもとても良いのですが、このサックス・インスト、ぜひ聴いてみてもらいたいです!!The Studio
1 Orchestraとクレジットされているように(メンバーはソウル・ブラザースとそれほど変わっていないと思うけど)スカやロックステディとも違いますが、黄昏れた雰囲気のするとても南国っぽい曲です。(ちなみに逆サイドは、Lord
Creator のカリプソです。)
I'm So In Love With
You / The Techniques (Gala) Producer / Unknown Slim Smith メインの頃の、溶けてしまいそうな位甘い曲。My
Favorites!!
この曲は、スリム・スミスの風で宙に浮いている様なヴォーカル・スタイルの最高傑作が聞けます。この人たちスカのグループとしてもトップクラスではないでしょうか。The
Techniques もメンバーが、何度か変わりますが、やっぱりスリム・スミスの頃が、一番だと思います。スリム・スミスは、この後
The Uniques や ソロで活動するようになりコクソンやバニー・リーなどのプロデュースで沢山の名曲を残しますが1973年に若くして亡くなってしまいます。
Diana / Alton Elis
& The Flames (Treasure Isle) Producer/DukeRied Alton Elise & The Flames(Lesrie
& David、Skully) のゴキゲンなカバー曲。元曲はポール
アンカの大有名曲なので、みなさん御存じでしょう。この曲は、もうロックステディという感じのギターがサイコーにイカしています。
アルトンは、今でもステージ・ショウなどでも見れますが、もし機会とタイミングがあったらジャマイカでぜひ見て、聴いて、そしてダンスして欲しいです。この人のステージは、とても素晴らしい上にヒット曲のオンパレード!!ジャマイカの星空(すごくきれい)の下でレッド・ストライプ(ジャマイカのビール)でも飲んだら日本には帰りたくなくなりますよ!!
La
La Mean I Love You / Alton & Flames (Supersonics) Producer/DukeRied
これも、大有名曲のカバー。Alton Elisはオリジナルのヒット曲も沢山ありますが、今回はなんとなく流れでカバーを2曲選びました。
バックはTommy McCook & SupersonicsでギターはLinn
Taitでしょう。このバンドと同名の「Supersonics 」というレーベルも、「Dainna」と同じトレジャー・アイル製作です。ロックステディと言うと、このトレジャー・アイルの音を、イメージする人も多いのではないでしょうか。そして、このロックステディと言われる音楽は、実に短い期間(1〜2年位)でレゲエへと変わってしまうのですが、この後のレゲエ、ダンス・ホールに、大きな影響を与え続ける偉大な音楽です。