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vol.50 「ロックステディ誕生!!」 11/20
'04
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ジャマイカ独立(1962年)の影響などもあって急速な盛り上がりを見せたスカでしたが、盛り上がりも落ち着きを取り戻しつつあった1965年にジャマイカ音楽にとっての大きな転機がやってきます。
他のロックステディ期のミュージシャンで忘れてならないのが Bobby Aitken & Carib Beats です。J.J. Johnson や Bunny Lee などのプロデューサーの元で男っぽい骨の有るロックステディの名曲を数多く残しています。特に Carl Dawkins の唄う「Baby I Love You」(J.J.)は先ほど書いた「Take It Easy」と並んでロックステディを語る上で外せない名曲です。
直接ロックステディに影響してるかどうかは解りませんが1960代中頃、ジャマイカのアーティストに強い影響を与えた存在としてアメリカのソウル・グループ「The Impressions」が必ず挙げられます。 1960年初めまでは Blues Busters、Higgs & Wilson、Alton & Eddy、Stranger & Ken のように二人組中心だったのに対し1960年代中頃は The Wailers、The Gaylads 、The Techniques 、The Paragons、The Melodians など三人組のトリオが続々とデビューして、ロックステディ期には大活躍します。彼等はコーラスの付け方やハーモニーなどの技術的な部分までThe Impressionsをコピーしていたそうです。 そして次回、ロックステディ時代にもジャマイカ音楽の中心に居つづけたコクソン・ドッド、デューク・リードを中心としたスカ時代からのプロデューサー達の動きやミュージシャンなどを書こうと思っています。
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