vol.41 "会話(ア−ティスト編)"  12/09 '01

 前回の後半部分から続くのですが、その後のルームメイトとの会話に
 ※ルームメイト=D、自分=B

D「ガーネット・シルクはボブ・マーレーのポジションにつくはずだったのに…。いま、そのポジションに誰もイナイヨナ」
B「うーん。そうだね、ルシアーノが行くかなと思ったけどね」
D「いや、ルシアーノは違うよ、ガーネットは死ぬのが早すぎたよ」
B「本当に早すぎたよなー、あとボブとガーネットの間にジェイコブ・ミラーが入ると思わない?」
D「そうだなー!!」
 簡単に説明するとこんな内容があったんです、
 
 このようなアーティストのポジション(順位付けという意味では無く)というのは個人で違うと思いますが、自分の場合は、
(1) ある意味、別格
 ボブ・マーレー〜ジェイコブ・ミラー〜ガーネット・シルク
(2) 伝説
 ジャッキー・オペル〜スリム・スミス〜ヒュー・マンデル〜テナー・ソウ
(3) KILLER
 ドン・ドラモンド〜オーガスタス・パブロ
(4) DJ
 U-ROY〜スーパー・キャット〜シャバ・ランクス、ニンジャ・マン〜ブジュ・バントン〜ビーニー・マン、バウンティ・キラー
 
 このような感じになります、自分の中での存在感が大きいアーティストというのは、まだまだ沢山いるのですが、(4)DJ のシャバ、ニンジャ以降はセレクターを始めていたので、1つの時代の核になった DJ という感じですね。
 マイナーな所ではリリックとステージの面白さで プロフェッサー・ナッツ、ジェネラル・トゥリー〜パパ・サン〜ジェネラル・ディグリーなんてどうですか?
 
 あと、もうひとつアーティストの話になった時に、
「○○(ア−ティスト名)って性格あんまり良く無いね」などと以前ダブを取ったアーティスト達の話をすると
「アイツはキングストンのゲットー育ちだからだよ」と言われ、
「今まで、そんなこと考えたことなかったな」と思い、よく考えてみると
(キングストン育ちは幼い頃からハードな生活を強いられるので、田舎でノンビリすくすく育った人間に比べ金や物への執着が強く、性格もひと癖あるやつが多いのは仕方が無い)
 確かに例外も有りますが、「結構当てはまってるな」と妙に納得させられました。
 これからダブなど作る時は「キングストン生まれ(育ち)のアーティストは手強い奴が多い」ということを覚えておいても損はしないと思いますよ。


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