vol.40 "New Riddim And ...."  12/02 '01

 最近ラジオでよく耳にして印象に残っている物に Dave Kelly と Sly & Robie のニュー・リディムがあります。
 
 Dave Kelly の方はパイプ・オルガンかバグ・パイプの様なメロディーが印象的で、今の所 Baby Cham, Shaggy, Frnkie Sly, といったメンツです。
 Sly & Robie の方はバンバンの流れのような変わったリディムで、かなりのア−ティストの曲がプレイされています。
 
 どちらもジャマイカの前衛的なサウンドと言えると思いますが、レゲエというよりもトランス、テクノにより近ずいている気がします。基本的にジャマイカ人(黒人)はタフなのでトランス、テクノのようなハードでタテ乗りな音楽は好みのはずですし(ハウス好きは前から多い)、最近のアフリカ音楽にハードな物が増えたのも影響有るかも知れません。
 
 それと、最近多いのがジャマイカ、カリブ、ネタ。
 上に書いたシャギーもジャマイカ・ネタですし(シャギーはトニー・ブラクストンと"Jamaican Cristmas"もあります)Sly & Robie でも何曲か(ニンジャ・フォードが中々イイです)あります。他にもワイクリフとリタ・マーレーのコンビネーションなんか観光向けに作ったとしか思えない様な曲(でも、なんかカワイくてイイ曲)などもありローカル、メジャー合わせて結構な数が出てると思います。
  
 個人的な考えですが、日本でも三木道山のヒットでレゲエ関係が賑やかなように、シャギーのアメリカでの成功が意外な効果を生んでるのでは?と思ったりもします。前回書いた Jr.Gong(Damian Marley)やマーレーファミリーのモ−タウン・レコ−ド契約もタイミング的にピッタリですよね。
 
 しかし、ジャマイカ国内ではバウンティ、ビーニー、ブジュの3Bは存在感が薄くなってきてるように思います。まあ、外国の営業が主流なんでしょうが、年末の、この時期に決定的なヒットが無いのはローカルでは大きいでしょうね。この事は最近サウンド関係以外の一般的な遊び好きの連中とは話のネタになったりします。
 
 そんな典型的なキングストンの遊び人なルームメイト(デルロイ君)と一緒に暮らしているのですが、先日 Lone Ranger(70年代から80年代前半に活躍したDJ)の Channel Oneレーベルの名盤(LP) "M-16" を聴いていると「これ、ガキの頃よくきいてたよー!!」といって鼻歌を歌って御機嫌になっていました、「やっぱり普段ヒップホップだR & Bだと言っていても、ジャマイカ人は懐が深いな、生きてきた年代のレゲエはやっぱり知ってるんだな」と改めて感じました、日本だと「音楽(レゲエ)を聞こう」と思わないとなかなか耳に入ってきませんが、ジャマイカでは生活の中にレゲエは有るのでレコ−ドを買わなくても何時もどっかでレゲエが流れてるんですよね、自分が日本に戻れないのはそこの違いなんだよなー。


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