vol.8 床屋と歯医者  7/07 '01
 ジャマイカで日本人にとって不便な事の一つ(たくさんあるんだけど)に散髪があります。
 意外とレゲエファンには美容師や理容師だったと言う人も多く、自分も色々な人に観光で来ているにもかかわらず髪を切ってもらってきました。
 しかし、もちろんそれ以外の時の方が断然多いので、ジャマイカ人に髪を切ってもらう事になるのですが、今迄一度も良かった試しがありません、
 ジャマイカ人はもちろん我々の様なストレ−トの髪を切る事に慣れていません、
 しかもジャマイカの床屋は髪を切ると言うよりもまるで盆栽の様に形を作るという感じなので、昔懐かしいボックスにするかボウズ以外だと思いっきり「とっつぁん坊や」にされてしまうのでかなりの覚悟が必要です。
 長期滞在する日本人にはボウズにするひとが多いけど自分は似合わないので(真直ぐでサラッとした髪は女の子に受けが良い)、自分にとって髪の毛の事は深刻な問題です。
 
 それと同じくらい(それ以上かも)問題な事に歯医者があって、
 自分の周りの皆さんは良く知ってると思いますが、一日も早く歯医者に行かなきゃと思いつつ恐くていけないのです。何故かと言うと、ちょっと前の話なんですが、
 4年位前に虫歯が腫れて痛くて仕方がなくジャマイカ人の友人に歯医者に行くように言われていた時、ちょうどジャマイカに滞在していた日本人シンガーのH氏に「話のネタに行ってきたら」と背中を押されて歯医者に行く事に、友人に連れていってもらった所はHagley Parkの今はなき(当時は営業してました)レコードファクトリーのすぐ近くの歯医者。

 この時点で場所的にも「マズイかな」と思いましたが「話のネタに」中に入ると、何人かが待っていて自分も静かに待つが、待ち合い室の居心地の悪さはどこも同じ、自分の番が来て診察室に入ってビックリ!!一応ベッドはあるが全然病室っぽくなくて、ただの事務所みたいでとても清潔とはいえない、
 ちょっと後悔しながらも医者の言う通りベッドに横になって診察してもらうが、ピンポン玉みたいに腫れた所をいじくった後、腫れが引かないと抜歯できないから今日は薬だけで数日後に又来るようにとの事。
 約束の日、腫れも引いてなくてどうしようか悩んだ末「話のネタに」もう一頑張りしようと思い再び歯医者に、今回も腫れが引いてないので抜歯は出来ず、
 前回と同じかと思ったその時、歯医者の手にメスの様な物が、えっ!!っと思った時には歯医者に押さえられてピンポン玉(腫れてるほっぺた)にプスッと、、、、その後ジャマイカ人の馬鹿力で中身を-----省略-----これ以上は書きませんが壮絶な戦いでした(あまりの痛さに気絶しそうだった)、
 もちろん麻酔なんて使うはずもなく、すっかり恐くなって結局この後は通えませんでした、(当然虫歯も抜歯出来なかったので今でも何も解決してません)

----------PS----------
Hey-Z君やっとこのネタ使えました!!その節はどうも!!


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