ジャマイカの新聞グリナーにアンソニーBのインタビューが掲載されていたので書き起こしてみました、(よみずらい所も有ると思いますが)インタビューアーはジャマイカ・グリナ−紙の
Eugene Pitter(EPと表記)
http://www.jamaica-gleaner.com
EP: まだ、あなたは自分を"fire-man"だと思っている?
Anthony B:
(眠そうな表情で)俺は燃え続ける"fire-stick"だ。不正を犯した政府の奴らは俺が「burn
fire」だ。(中断)もし俺がポリスに対して何も無ければ、ポリス無しには安全には暮らせない、俺はダウンタウンのポリスを注意して見ているが、奴ら冗談じゃ無い、あれは違う事だ、上の連中と奴ら(ポリス)は繋がっている。だから俺は「ゲットーピープルに対する差別」だと言う。もし、あなたに教養が有れば、俺が犯罪者では無いと「身を持って証明した事」を解るでしょう。
EP: 総理大臣は、まだ、あなたの"fire"リストに?
Anthony B: 俺は PJ(ジャマイカ首相
PJ パターソン)だけを攻めていない、シアガ(J.L.P.党首
エドワード・シアガ)もだ、政党は 関係なく奴らは俺達に何もしてはくれない。憲法を調べてみろ、彼等はローカル・コミュニティーの法律で守られている。しかし法律なんて、そこに置かれているだけだ。そして、奴らにリーダーシップは無い、人々をリードするならば、お前自信の仕事をしろ。
EP: KFC(ケンタッキーフライドチキン)は許せる?
Anthony B: (声をやや強め)ケンタッキーはまだ「burn」だ。ケンタッキーは海外で生産されていて、奴らは(KFC経営者)儲けをジャマイカに還元しようとしない、俺はケンタッキーは食べない。でもラスタでもケンタッキー(チキンは食べないでしょうが)の物を食べる者は見つけられるでしょう。音楽とは人々の声の「ごちそう」で、自分が表現できる事は、とても喜ばしく、そして、その機会を与えてくださったセラシエに感謝します。
EP: セレシエはあなたにとって神ですか?
Anthony B: (確信して)セラシエは神です、エチオピアの言葉を通して確信しました。セラシエは死んではいません、人々の心はセラシエと共に有ります。
EP: では、セラシエを呼ぶようになったのは何時?何故?
Anthony B: 子供の頃、貧しさの中にいた時、俺は人々から投げ出されホームレスになった、その時にドレッドロックスを伸ばし始めセラシエを呼んだ、そして、断食と祈りを通してセラシエに救われました。
EP: それでは、神(God)に仕える人々については?
Anthony B: (天井を見て)The
word(God)はドイツが語源です。I &
I(ラスタ)の歴史はギリシャ語より前で、紙に言葉が並ぶ以前のことです。聖書は英語では書かれていません。したがって、(あとから人々の都合で)どんなことも書けるのです。
EP: 地獄は信じますか?
Anthony B: 人間が地獄をつくり、人間が天国をつくる。あなたが「ポジティブに努力する事」が人にとっての天国。私は「死」に目を向けない。何故、あなたは死に備え努力し功績を立てるのですか?キリストは神の信仰を回復させるように言い、それは山を動かす事のできる信仰だと言っている。
EP: 母親はどんな人ですか?
Anthony B: (慎重に)彼女は今でもキリストを信じている、彼女はいつも俺の考え方に対して戦っていたけど、今ならキチンと彼女に「セラシエは神」だって理由も言えるよ。彼女は今、歴史本「王達の栄光」を執筆しているんだ。俺の彼女への愛情はいつも変わらない、ラスタが「謙虚であるべき」だと教えてくれたんだ。俺には叔父がいて彼はラスタだけど、俺は自分の家族にラスタの考えを持たせようとは思わない。
EP: しかし、あなたは友人達にラスタの教義を説明していますよね
Anthony B: 俺はセラシエの教えの概念を彼等に説明している。しかし、彼等が、それを求めなければ、誰にも影響を与える事は出来ない。
EP: あなたは"bald-head"(ハゲ、坊主頭の事、ここではドレッドにしていない人々というような意味でしょう)を避けている?
Anthony B: 俺の家族はみんな"bald-head"だし、俺の一番の親友も"bald-head"だ、俺達は議論できる、俺達は色々な問題を論じる事ができるんだ。「Knowledge
is wisdom」
EP: あなたの女性もラスタですか?
Anthony B: セラシエは「enpressはラスタであるだろう」と仰っています。俺も自分の子供達に"Rastafarian"になる教育をするだろう。
EP: あなたは「多妻(ラスタは一夫多妻です)」を良いと考えていますか?
Anthony B: アフリカの伝統に反抗はできないし、男は多くの妻をもつ資格が有る。俺はこれが問題を起こすとは思わない。(思案して)女性はそれを文化として理解し受け入れ無ければならない。でも俺はそれ(複数の妻を持つ事)はしない。俺は、俺を沢山の女性と共有する気が有る女性を探さない。
EP: あなたは、それくらいの余裕はあるでしょう?
Anthony B: もし、それをするなら、もっと裕福にならないと。
(C) 2001
Jamaica Gleaner