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vol.13 Jamaica Easy 7/23
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自分はジャマイカ以外で Vintage レコードを買った事がないのですが、この国のレコードはとても乱暴に扱われていてコンディションの良いレコードを見つけるのはホントに大変です、というかほとんど奇跡?
そのくせこっちが日本人だからって少しでも高く売ろうとします。まあ、大体こういう奴は「スタジオ ワン=高く売れる」位の知識しかないので「高く売りたかったらレコードをもっと大切に扱え!!」とガツンと言って教えてあげましょう。観光地に出没するので皆さんも納得してはいけませんよ。(ジャマイカ人との価格交渉は疲れる、、、) このレコードの扱いの悪さというのは、もちろん南国ジャマイカ人の性格というのもあると思いますが、当時60年代のジャマイカのサウンドシステムでプレイされていた(又はそう思われる)レコードというのも「こんなに沢山のサウンドがあったの?」と思うくらいあります。 大体そのようなレコードのレーベルにはサウンドの名前やセレクターのサインなどが書き込まれていたり、タイトルとアーティストのクレジットを削ってあったりしてあります。 特にブランク(ホワイトレーベル)のレコードなどはプレリリースでサウンドで使われていたのでほとんどに落書きされていてコンディションも悪いです。(しかし当時の客の反応が悪く正式にリリースされずにプレリリースのみというお宝もあるのでブランクレーベルは奥が深いのです) こうなると中古レコードとしての価値は落ちてしまうのですが、現場志向の強い自分は名前を知っているサウンドや聞いた事あるサウンドの名前を見つけると、ジャマイカ音楽の歴史そのものである、音が悪く落書きされたレコードにとても惹かれてしまうのです。
でも、このような言いきれない位の不便な所もひっくるめてジャマイカって Sweet な所だなと思います。これもあと数年で都会になっていってしまうのでしょうか、なんだかんだブツブツいって「ホントにジャマイカって不便だ」と言いながらそれを楽しんでる自分としてはこのままでいいんじゃないって思うけど、(もちろんバイオレンスなどネガティブな事はこのままで良いとはおもってませんが)それは日本からジャマイカに来た人間だから思う事であってジャマイカ人はまた違うのでしょうね。 |